◇最新の事例。不動産相続の相談窓口
1 施設に入っている母親の自宅(空き家)を売却。
成年後見制度を利用しました。
1.亡き夫の相続→遺産分割協議をしました。母親が認知症のため、意思能力がありません。
この場合には成年後見制度を利用して、成年後見人が母親に代わって遺産分割協議をします。
遺産分割協議を元に、父親の名義を母親に移転する。
二人の娘さんの名義にしても良かったのですが、既に母親の持分が1/2登記されて
いましたので、今回は母親の名義にしました。
2.後見人(裁判所)の許可を得て、空き家(実家)の売却にかかりました。
ご縁があり早期に買い付け申し込みが入る。
3.裁判所に居住用財産の処分申し立て。
予定買い主と予定売却価格を提出。
半年かかりましたが、裁判所の許可が下り、
今月中に所有権移転をします。
以前、母親が施設に入られる前に、まだ間に合う(認知症になっていないので)
信託か贈与を組みませんかと提案。
母親が反対して、実現しなかった経過があります。
成年後見制度に付いては批判もあります。そして、まだまだ
利用率は低い。
ですが、今回のような場合には後見制度を利用しないと
問題が解決しません。
後少しで売却完了。二人の娘さんに喜んで貰い。買い主様には
マイホーム獲得で喜んでいただける。
安心と問題解決に向けて日々行動します。