放送ルポ】“それ、損してませんか？”不動産相続の思い込みと落とし穴

2025年6月2日放送
FMいみず「相本商店射水店」
出演：前田敏・野村久美子（前田プランニングオフィス／前田敏・行政書士事務所）

「そのアドバイス、本当に大丈夫？」

今回のテーマは、不動産相続にまつわる“ありがちな思い込み”と“損をしないための知識”。

行政書士の前田敏さんが語ったのは、氷見市で実際にあった一件。なんと建物の中に木が生い茂って「ジャックと豆の木状態」になった空き家のお話です。

不動産業者のアドバイスは「売れてから解体しましょう」。けれども…

「解体費が上がっている今、それはむしろ損！早く壊しておけばよかったんです」

と前田さん。
しかもこの物件、解体に用水路の補強工事が必要で余計なコストもかかる状態。
「これは“特定空き家”認定間違いなし。行政から取り壊し命令が来る前に、動いた方がいい」——とプロ目線の警鐘も。

相続土地の“国家帰属制度”は本当に得？

最近よく耳にする「相続土地国家帰属法」。
「使わない土地なら国に引き取ってもらえばいいじゃん」という声も多いですが…

「実はハードルが高い！コストもかかるし、認められにくいんです」
「“更地にすると税金6倍”も、富山では誤解されがち。地価が安いので、実質はそれほど変わりません」

ネットの情報は“便利”だけど“危険”

相続の情報収集、ついついネットに頼りがち。でも…

– 「富山の不動産は爆上がり！」→これはSNSの煽り
– 無料査定サイトで高額評価→「それ、本当？」

「相続に関する判断は、“ネット検索より、専門家”。
不動産が絡む相続は、“相続×不動産”のプロに聞くのが正解！」

「不動産相続の相談窓口」として、前田さんたちの事務所は士業と不動産のハイブリッド。
エンディングノートの作成支援から信託、売却や遺品整理まで、一貫して対応しているとのことです。

今後のセミナー情報もチェック！

🔶6/4 よつばグループ全国セミナーin大分
場所：アイザック小杉文化ホール
【第1部】14:00～15:20「民事信託の基礎」 担当：前田敏（500円）
【第2部】15:30～17:00「不動産オーナーのための信託」大分より生配信 担当：松尾陽子（3,500円）

🔶6/15 北日本新聞「スッキリ終活フェア」
会場：北日本新聞 創造の森 越中座（富山市婦中町）
10:00～16:00開催・終活セミナーにも登壇！

お問い合わせ先

前田プランニングオフィス
📞0766-25-5500
お気軽にご相談ください。

【編集後記】

“知らないと損”では済まされない不動産相続。
「空き家が増えるのも、結局は“判断の先送り”が原因」と前田さんは言います。

情報に惑わされず、早めの準備と信頼できる相談先がカギ。
皆さんも、放っておいた“空き家”や“相続予定の土地”、見直してみませんか？