実家売却。両隣はおひとり様

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未相続の空き家(実家)の売却相談。

家は朽ち果て、ヤツデが生い茂っている。中に入ると一部雨漏りで崩壊しています。ご覧になるとびっくりします。

解体をして販売をする。

解体費用、片付け費用をかけると、費用>売値 マイナスになります。

負動産といいます。

 

現地を見に行くと、両隣の奥様が飛び出してこられました。

早く解体してください。(両隣は壁が連なる長屋づくり)外壁は張ってくださるのですね・・・・(少しテンションが高い!気持ちは理解しますが)

解体、売却のスケジュールを説明し、

例えば、隣の家を買われますか?と聞く。

 

両隣は両方ともおひとり様らしい。

そして、両隣も将来は空き家になる。

左隣の方から、実は近くの市におじさん名義の建物(空き家)があり、相続人は

精神障害をお持ちで施設に入っているそうです。

家の管理をしている。

「成年後見契約はされているのですか?」していないそうだ。

「あなたに相続件はないので、成年後見人をたてて、この家を処分された方が

いいですよ」とお伝えする。

いきなり家族信託は使えますか?という質問。今のケースでは使えませんが、

あなたの家を(おひとり様なので)将来処分するのでしたら家族信託を使う

方法もありますよ。とお伝えする。

 

昭和30年代。高度経済成長期に一気に建てられた長屋づくり(テラスハウス)

の分譲住宅。年代が立ち・・・全滅!

ほとんど空き家かおひとり様、お二人様の家。

この地域からリピートで仕事を頼まれるなと確信した。